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親子で富士登山(1)準備・計画編 須走ルート 2012年8月4日

4月から中学生になった次男が「富士山に登りたい」と言い出した。
僕も山登りは筑波山くらいしか経験が無く、二の足を踏んでいたのだが、続けているランニングで脚力にはそこそこ自信が出てきたし、次男もバドミントン部に入り毎日鍛えているようだ。
経済的に余裕があるわけではないのでゆったり山小屋泊などはできないが、体力があるなら日帰りも可能だろう。
ということで八月の第一週に富士山に登ることに決めた。

中3の長女にも話を向けると上りたいという。
曲がりなりにも陸上部で走ってきているからこいつも大丈夫だろう。
本来なら受験を控えている身なのだがその辺はのんきだ。
ということで3人で登るぞ、と。

経験が浅いので、とにかく情報を集めた。
一番参考にさせてもらったのは「あっぱれ!富士登山」
http://www001.upp.so-net.ne.jp/fujisan/index.html
初心者にもわかりやすく人気のあるサイトです。

■装備■

さて、装備だが、山小屋にかける予算もないくらいなので、できるだけお金をかけたくない。
適当な大きさのリュックサックが二人分無かったのでドンキホーテで購入。
2,990円の大きいもの一つと、1,990円の中くらいの一つ。
セパレートのレインウェアが一人分足りなかったので1セット購入。1,990円。

シューズは本来であれば専用シューズが欲しいところではあるが、履きなれた、底の厚めのランニングシューズならなんとかなるだろうと思い、3人ともそうすることに。結果は後述。

服装も持っているものの中からチョイス。
基本的には一番下にTシャツ。
綿のTシャツは汗や雨で湿った時に辛いということで、速乾タイプのTシャツ。
その上に長袖のもの。
子どもたちは長袖Tシャツ。
僕は昔から使っているスキー用のもの。
当日の状況によりこの上にパーカーなどの上着。
山の上での防寒用としてはフリースの類を用意。

下半身は動きやすい長ズボン等。
僕は適当なものが無かったので厚手のジャージ。

ちゃんとくるぶしが隠れる靴下。
次男が、いわゆるスニーカーソックスしか持ってなかったのでこれだけ新規購入。

■水、食料,、他■

水分は持っていくと重いが、山で購入すると高い。
バランスを考えて、結局、僕が1.5リットル。
子どもたちはそれぞれ1リットル分を持参。

休憩時の栄養補給用に、ミニ羊羹、キットカット、ぷっちょ、煎餅などを小袋に分ける。

一人分のリュックの中身は以下の通り。
・レインウェア(上下セパレートタイプのもの)
・防寒用フリース
・着替えか防寒用に足せるようにTシャツ(綿ではないもの)
・滑り止めつき軍手
・懐中電灯(万が一下山が遅くなった時のため)
・アクエリアス500ml
・水500ml
・お菓子の袋
・タオル1枚、手ぬぐい1枚
・ゴーグルかサングラス

僕のリュックにだけ以下を追加
・携帯用酸素缶
・救急袋(救急絆創膏や傷薬、頭痛薬、虫よけ、鎮痛スプレーなど)
・ガムテープ(適当な長さを芯なしで巻きなおしたもの)
・トイレットペーパー(残り少なくなったものを芯を抜いて、万が一のため)
・日焼け止め(天気が良い場合必須!)
・水500ml
・魚肉ソーセージ3本

後は各自帽子を用意。

昼食については後述。

■計画■

子どもたちの部活や補習、僕の都合などを考慮して、8月3日、金曜日の夜に5合目に行き、車中泊ののち、4日土曜日の早朝から登山開始、昼ごろに登頂、余裕があればお鉢巡り、1時過ぎに下山開始、夕方には下山。
下山後は、妻の実家が山梨県内にあるのでそこに向かい翌日の午前中に自宅まで帰るという計画。

富士山はシーズンに入ると各登山口へのマイカー規制が始まる。
通常、マイカーで富士登山に向かう場合、これを考慮して計画しなければならないのだが、うちの子どもたちは聴覚障害児なので障害者手帳がある。
この手帳を提示すれば各ルートともマイカー規制対象外となる。
となればマイカー規制を逆に利用させてもらって駐車場渋滞にかからずに各五合目まで行ける。

当初、最も初心者向けと思われる吉田口・河口湖ルートを考えていたのだが、富士スバルラインはマイカー規制開始が8月4日(土)の午前零時から。
金曜夜には既成前の駆け込みでかなり車が集中するはず。
そう考えたので、次善の策で須走口を選択。
河口湖口の五合目が標高2,300mなのに比べて須走口五合目は2,000mと低いのだが静かで登りやすいという。
須走口に向かうふじあざみラインはすでに規制が始まっているので他のマイカーで渋滞することは無い。

前述の「あっぱれ!富士登山」などで、須走ルートの情報チェックをして準備完了。

■登山口まで■

金曜日、8時前に帰宅。
食事をしてシャワーを浴び、あらためて各自の持ち物を確認。
登山装備にくわえ、下山後妻の実家での着替え等を別のかばんに詰めて出発。
東富士五湖道路の須走インターを降りたのは11時半過ぎ。
ふじあざみラインに向かう前にコンビニでおにぎりを9個購入。
それぞれ一つは朝ご飯として、二つはリュックサックに入れ、昼食用に。
自宅からロールパンなども持参していたので朝ご飯用としては充分だと考えた。

ふじあざみラインの入り口には規制のための係員がいた。
障害者手帳を見せ、通行の許可をもらい、五合目駐車場に向かう。
きつい上り坂。セレクターをしばしばローに切り替えないと登れないほど。

五合目駐車場に到着。
既に無線で連絡が入っているらしく、車の色やナンバーを確認していた。
朝まで休むことを伝えると、一段上の静かな駐車場に案内していただいた。
案内のおじさんが、車の前を駆け上がっていくの追いかけていく。
「すごいな、慣れているから平気なんだな」
と思っていたが、やっぱりきつかったんだ。
「ぜぇぜぇ、あちらの、ぜぇぜぇ、バリケードの、ぜぇぜぇ、奥に、ぜぇぜぇ、止めてください。ぜぇぜぇ」
おじさんゴメン。

マイカー規制中ということもあり、静かな静かな駐車場。
月がとっても明るい。
月が明るすぎて、星が見にくいほど。

ここで朝まで車中泊。




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